今月14日、キューバ野球連盟(FCB)は来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた代表チーム候補に、連盟に所属しないMLB選手らを代表に招集することを決めた。
代表候補入りが発表された選手の一人で、今季ニューヨーク・メッツでプレーするヨアン・ロペスが彼の故郷であるヌエバ・へローナの現地メディアのインタビューに応じた。
インタビューでロペスは、キューバ代表入りするきっかけについて「今シーズン、クラブハウスで試合の準備をしているとき、チームメイトとWBCに出場する選手についてよく話題になったんだ。彼らがドミニカ、プエルトリコ、ベネズエラ、アメリカの代表候補の話しているのを聞き、その中で唯一のキューバ人だった僕は悔しくなって「キューバが本気でメンバーを組んだら、戦いは厳しいぞ」と言うと、チームメイトらは「WBCでヨアンを見たい、最強のキューバ代表を見たい」と言ってくれた。それで、WBCに出場したい気持ちがより強くなったんだ」と話した。
また代表入りオファーについては「同郷のアルマンド・ジョンソン監督が代表監督を務めると聞いて、すぐに連絡した。すると、他のキューバ人選手らもWBCに出場したいと僕に連絡してくれたんだ」と代表入りを自ら直訴し、またキューバ野球連盟と代表入りを希望する選手とのパイプ役になっていたことも明かした。
ロペスは2018年に所属していたダイヤモンドバックスのプロスペクトランキング(MLB.comが選出)で18位にランクイン。7月にはオールスター・フューチャーズゲームに選出されるなど将来を期待された中継ぎ右腕。19年メジャーで70試合登板した。メッツに移籍した今シーズンは8試合の登板だった。161キロの速球を武器にモイネロらNPB組投手陣と鉄壁のリリーフ陣の形成が期待される。
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