ラストゥナス出身でエリートリーグのセントラレスでプレーする２８年目のダネル・カストロ内野手(46)は23日（日本時間24日）、ポルツアリオス戦に「7番・指名打者」で先発出場。ランニング本塁打を含む2打席連続本塁打を放ち通算2379安打。エンリケ・ディアスのキューバリーグ歴代最多安打記録（2378安打）を抜いた。
3回の第1打席で相手先発投手のフィガレドからレフトへ先制の本塁打を放ち記録に並ぶと、５回の第2打席にセンターに長打を放つと一気に本塁を落し入れ、ランニング本塁打でキューバ野球界の歴史に名を刻んだ。またこの試合で通算1300打点に到達し歴代４位に浮上した。
カストロはシーズン終了後に引退を示唆しており今後は指導者としてのキャリアをスタートしたいようだ。
「国際大会を含め、長年プレーしてきた経歴を生かしたい。良い監督になれるかどうかはわからないが、多くのアイデアがある。それを試してみたいとは思っている」と答えた。
また、キューバ野球界の現状については
「選手にとって環境が整っていない部分がある。ここでは特に給与や物流が整備されていない。キューバの野球には、プロフェッショナリズムが欠けていると感じている」
とキューバ野球界が抱える問題の改善にも前向きのようだ。
ダネル・カストロ １９７６年７月２日生まれ １９９４年にキューバ国内リーグでデビュー。２０００年シドニーオリンピック銀メダリスト。２０１９年にはキューバシリーズ初制覇。今季キューバリーグで歴代最長記録タイの２８年目を迎えたレジェンド。
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