第64回キューバ国内リーグ、グランマ対オルギンの一戦で、グランマの主砲アルフレド・デスパイネが待望の復活を遂げた。開幕から3試合で9打数無安打と苦しんでいたが、この日は2本塁打を放ち、存在感を示した。
試合は序盤からデスパイネのバットで動いた。1回裏、オスバルド・アブレウを一塁に置き、センターへ2ランを放ち先制。
その後の3打席では快音が聞かれなかったが、9回裏に再び魅せた。左翼へ同点ソロ本塁打を放ち、ベテランらしい勝負強さを発揮。観客を沸かせる一撃となった。
この日、デスパイネは6打数2安打、2本塁打3打点の成績。開幕から続いた不振を一気に払拭する活躍を見せた。
試合は延長戦に突入したが、最終的にグランマは7―9でオルギンに敗戦。最後は投手陣が踏ん張れず、シリーズ成績を1勝3敗とした。
それでも、グランマにとってデスパイネの2発は大きな収穫となった。キューバを代表する大砲が健在であることを証明し、今後の戦いに向けて希望を残した。シリーズは9月7日にホルギンのカリスト・ガルシア球場で最終戦を迎える。デスパイネのバットが再び火を噴くか、注目が集まる。
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