福岡ソフトバンクホークスのリバン・モイネロが8日、本拠地でライブBPに登板した。チーム合流後初となる実戦形式のマウンドで、圧巻の投球を披露した。
モイネロはイニング間にインターバルを挟みながら4回を想定して79球を投球。打者15人に対して安打性の当たりをわずか1本に抑え、5奪三振を記録した。直球の威力は健在で、打者を圧倒する内容となった。
初回から球場をざわつかせた。先頭の笹川吉康には9球を投じ、その間に2本のバットをへし折る強烈な投球を披露。さらに川村友斗のバットも折り、この日は計3本のバット折りを記録した。実戦感覚が万全ではない中でも、球威の強さを十分に印象付けた。
モイネロは2024年から先発へ本格転向。昨季は先発転向2年目としてローテーションの中心を担い、安定した投球を続けた。今季は先発転向3年目のシーズンとなる。
一方で、今季は開幕前から調整遅れに苦しんでいた。3月のワールド・ベースボール・クラシックにキューバ代表として出場後、一度キューバへ帰国。しかし現地の情勢不安の影響で来日が開幕直前までずれ込み、調整スケジュールにも影響が出ていた。
4月23日に来日後初めてブルペン入り。その後は段階的に状態を上げ、今回ようやく実戦形式での登板に到達した。ライブBPで見せた直球の力強さと奪三振能力は、1軍復帰へ向けて順調な調整ぶりを示す内容となった。
今後は実戦登板を重ねながらコンディションを整え、先発ローテーション復帰を目指す。ソフトバンク投手陣の柱となる左腕が、いよいよ本格始動した。

