今月19日(日本時間20日)に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝キューバ対アメリカの試合で、中日ドラゴンズ育成のフランク・アルバレス投手に政治的ヤジと同時に観客席から物が投げつけられ、直撃していたことがわかった。アルバレス投手の腕には傷痕が残っているというが、大事には至らず同試合6回途中から登板した。SNS上では同選手がブルペン待機中にヤジを飛ばしてきた観客にボールを投げつける場面のみが切り取られ、その動画がSNS上に拡散されているが本人は沈黙を貫いている。
また、キューバ代表チーム関係者の客席に物が投げ込まれるなどしたが球場の一部セキュリティスタッフが機能してなかったという。
キューバ外務省は「敵意のある行為があった」として、地元当局に抗議する声明文を発表。
マイアミには約120万人近いキューバ系の人々が住んでおり、中には社会主義に反対し逃れてきた人やその子孫が多く住んでいる。試合前から球場周辺で現行キューバ政府に対する抗議活動などが行われていた。
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