アリゾナ・ダイヤモンドバックスのルルデス・グリエル・ジュニアが、劇的な一打でチームを救った。現地22日に行われたシンシナティ・レッズとの一戦で、延長11回に中前へサヨナラ安打を放ち、ダイヤモンドバックスを6対5の勝利に導いた。
この日「4番・左翼」で先発出場したグリエルJrは4打数1安打、2打点、1三振。初回には犠牲フライで先制点を演出した。試合は互角の攻防が続き、延長戦へ突入。10回にレッズが勝ち越したが、直後にケテル・マルテの一打で同点に追いついた。そして11回無死二塁の場面で打席に立ったグリエルJrが、センター前にクリーンヒットを放ち、二塁走者コービン・キャロルを本塁へ迎え入れた。
この勝利でダイヤモンドバックスは今季63勝目を挙げ、直近10試合で6勝。ナ・リーグ西地区で3位をキープし、ワイルドカード圏内までは5.5ゲーム差に迫っている。グリエルJrは今季通算73打点目を記録し、打率.249（466打数116安打）と安定した数字を残している。
キューバ出身の外野手は、ここぞの場面で勝負強さを発揮し、チームに大きな勢いをもたらした。
