ルイス・ダニス・モラレス降格 キューバ逸材に試練、2026年は再起の正念場

アスレチックスのルイス・ダニス・モラレス投手が、2026年シーズン序盤の不振によりトリプルA降格となった。キューバ球界が誇るトッププロスペクトは、メジャー定着へ向けた壁に直面している。

2002年9月24日、サンクティ・スピリトゥス州生まれ。U-18全国大会では防御率0.87、135奪三振を記録し、奪三振数で他を圧倒した逸材である。2020年に国外移動を巡る問題で出場停止処分を受けるも、その後U-23代表としてメキシコへ渡り、2021年にチームを離脱。2023年1月、アスレチックスと契約金300万ドルで合意した。国際FA投手としては上限制導入後最高額となる大型契約である。

2025年は飛躍のシーズンとなった。AAミッドランド、AAAラスベガスで計23試合に登板し、防御率3.73、107奪三振を記録。8月1日にMLBデビューを果たすと、10試合(先発9)で4勝3敗、防御率3.14と結果を残した。8月27日のタイガース戦では7回無失点、7奪三振の快投。最速99.4マイルの速球とスイーパーで打者を圧倒し、将来のエース候補として評価を高めた。

しかし2026年は一転する。スプリングトレーニングから制球が安定せず、防御率7.58のまま開幕。シーズンでも2試合で防御率12.27(7回1/3・10失点)、WHIP2.86、与四球8、被打率.394と崩れた。球団はトリプルAラスベガスへの降格を決断した。

再調整の場となるラスベガスには同じくキューバ出身のユニオル・トゥールが所属する。モラレスは制球力の改善とメカニクスの修正に取り組むことになる。降格に伴いジョエル・クーネルがメジャー昇格。先発ローテーションの空白は現時点で未定である。

圧倒的なポテンシャルはすでに証明済み。必要なのは修正力。再び頂点へ戻るための正念場である。

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