カナダのインターカウンティーズリーグ(IBL)で、ヨスバニ・ペニャルベルが際立つ打撃を披露し、打率.359でリーグ全体7位にランクインした。キューバ出身選手6人が所属するキッチナー・パンサーズにおいても、その活躍はひときわ目を引いた。
ハバナ出身の外野手ペニャルベルは今季42試合に出場し、153打数55安打をマーク。29得点27打点を挙げ、長打は二塁打4本と本塁打6本だった。四球25に対して三振23と選球眼の良さも光り、出塁率.448、長打率.503、OPSは.951と高い水準を記録した。攻守両面での安定したプレーにより、チームの攻撃を支える存在となった。
同じくキューバ出身の捕手ユニオル・イバラも好調を維持。39試合で打率.313を残し、これまでの3シーズンで最高の数字を記録した。147打数46安打で15得点30打点をマークし、長打は二塁打5本と本塁打3本。出塁率.368、長打率.408、OPS.776と攻守でバランスのとれた成績を残した。オールスター戦にも出場し、MVPを獲得するなど存在感を示した。
さらにベテラン内野手のヨルダン・マンドゥレイも攻撃面で力を発揮。33試合に出場して137打数45安打、打率.328をマークした。30得点18打点を挙げ、二塁打と本塁打をそれぞれ4本ずつ放った。四球と三振はいずれも9と安定感を示し、13度の盗塁企図で11回成功と高い成功率を誇った。出塁率.377、長打率.445、OPS.822と攻守で存在感を示し、チームの重要な戦力となった。
この3人はいずれもIBLのオールスター戦に出場し、打撃でチームとリーグを盛り上げた。特にイバラがMVPを受賞したことは、キューバ勢の活躍を象徴する出来事であった。
一方で、同じキッチナーに所属したキューバ出身投手陣は打撃陣ほどの結果を残せず、苦戦を強いられた。攻撃陣が好調を維持する中で投手力との対比が際立ち、チームにとって今後の課題を浮き彫りにする形となった。
それでもペニャルベルを筆頭に、イバラやマンドゥレイといったキューバ人選手が見せた活躍は、IBL全体でも大きなインパクトを残した。海外リーグでの実績を積み上げることで、彼らの存在感は一層高まりつつある。
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