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元中日投手が言及 「モイネロとライデルはMLBでもスターに」

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MLB
撮影 YUHKI OHBOSHI
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2025年、キューバ出身の投手ジャリエル・ロドリゲスはMLBで2年目のシーズンを戦っている。キューバを離れ、自らの才能を試すために亡命し、メジャー挑戦を決断した右腕は、2024年のデビューシーズンでは先発として登板を重ねたが結果は浮き沈みが多かった。だが今季はリリーフに回り、かつて中日ドラゴンズ時代に最も輝きを放った役割で安定感を取り戻している。

今季のロドリゲスは全体的に好調を維持しており、特に5月と6月には28回を投げわずか4失点、防御率1.29、イニングあたり1奪三振という圧巻の数字を残した。シーズン通算では54試合(先発1)で61回を投げ、防御率3.39、2勝1敗、13ホールド、2セーブをマーク。被打率.195と相手打者を寄せ付けず、54奪三振に対して与四球は26にとどめている。リリーフ投手として一定の成果を出していることは事実である。

そのロドリゲスが「モイネロとライデルにはメジャーでスターになれる才能がある」と語った。しかし、この発言は日本球界にとって複雑な響きを持つ。なぜなら、彼自身は中日ドラゴンズとの契約を一方的に破棄して亡命し、日本球界やファンの信頼を裏切った過去を持つからである。

対照的に、福岡ソフトバンクホークスのリバン・モイネロは2025年から4年契約を結び、エース左腕として圧巻の投球を披露し続けている。冷静沈着にマウンドを支配する姿は、日本球界を代表する先発投手そのものである。また、読売ジャイアンツのライデル・マルティネスも2025年から2年契約で守護神を務め、安定した投球でセ・リーグをけん引している。

現行のルール上、モイネロとライデルがメジャー挑戦することは事実上不可能である。それでも二人は与えられた環境でベストを尽くし、チームとファンの期待に応えている。その忠誠心と責任感こそ、日本球界が誇るべき資質である。

ロドリゲスの言葉は一見すれば戦友への称賛だが、自ら契約を破棄して去った人物と、今もなお日本で戦い続ける二人を同列に語ることはできない。モイネロとライデルは誠実さと献身で日本球界に信頼と感動を与えており、その姿勢こそが真のプロフェッショナリズムである。

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