2024年11月に開催されるプレミア12に向け、キューバ代表チームはハバナのラティノアメリカーノ・スタジアムで本格的なトレーニングを開始している。チームは10月16日に韓国へ出発し、大会前に強化試合を行う予定である。今大会でも、ペドロ・ルイス・ラソがピッチングコーチを務めることが決定している。彼は、若手とベテランの投手をバランスよく選抜し、強力なピッチングスタッフを編成中だ。
ラソは「今回もピッチングがチームの強みだ」と語り、25人の投手が選ばれたことを明かした。プレミア12では、28人の選手でチームを構成しなければならず、WBSCの規定により、最低でも2人の捕手と13人の投手を含める必要がある。この規定に基づき、ラソは「5~6人の左投手が現在トレーニングに参加しており、大会には3~4人の左投手を連れて行く予定だ」と述べ、左投手の重要性を強調している。
特に注目されているのはリバン・モイネロだ。モイネロは今シーズン、ソフトバンクホークスで先発として大きな飛躍を遂げ、24試合に登板し、11勝5敗、防御率1.94という素晴らしい成績を残している。モイネロはチームのエースとして期待されており、ラソも「彼のパフォーマンスがチームの大きな強みになる」と高く評価している。
その他の先発候補としては、ロナルド・ボラーニョスやユスニエル・パドロン=アルティレス、フランク・ルイス・メディナ、レイモンド・フィゲレドなどが挙げられている。ラソは、これらの選手から最適な先発ローテーションを選出し、強力な投手陣を形成していく意向を示している。また、リリーフとしては、ライデル・マルティネスとヨアン・ロペスが控えており、強固なクローザー陣が試合終盤を支える予定だ。
キューバ代表チームは、モイネロを中心とした強力なピッチングスタッフでプレミア12に挑む。ラソの指導のもと、チームは順調に準備を進めており、ファンの期待も高まっている。
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