キューバ野球連盟(FCB)は19日、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた代表候補に、連盟に所属しないメジャーリーガーらを新たに3名招集することを発表した。
今回、招集されたのは、ホワイトソックスでプレーするヨアン・モンカダ内野手(27)、元メッツで現在メキシコリーグでプレーするヨエニス・セスペデス外野手(37)、中日ドラゴンズと阪神タイガースでプレーしたオネルキ・ガルシア投手(33)。
キューバ野球連盟は、14日にアンディ・イバネス内野手(29)とヨアン・ロペス投手(29)、エリアン・レイバ投手らの代表招集を決定しており、今回の発表で合計6名の連盟未所属選手のメンバー入りが正式に決まった。また、先日報道があったホワイトソックスのルイス・ロベルト外野手(25)の招集発表はなかった。
モンカダは2014年に亡命。15年に契約金3150万ドルでレッドソックスとマイナー契約 。16年にメジャーデビューを果たすも、オフにトレードでホワイトソックスへ移籍。今季は104試合に出場し打率.212、12本塁打、51打点を記録している。メジャー7年間は通算643試合に出場し、打率.253、82本塁打、299打点。
セスペデスは2009年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にキューバ代表として出場。打率.458、2本塁打、5打点の活躍を見せた。11年に亡命、翌12年に4年3600万ドルでアスレチックスと契約。同年メジャーデビュー。13年、14年にはオールスターゲームのホームランダービーを連覇するなどMLB屈指の強打者として活躍した。その後、レッドソックス、タイガース、メッツと渡り歩き、15年にはキャリアハイの35本塁打をマーク。20年オフにFAとなったあと、現在はメキシコリーグでプレーしている。メジャー8年間の成績は834試合に出場し、打率.273、165本塁打、528打点。
ガルシアは2010年に米国に亡命。12年にMLBドラフトを経てドジャースに入団。13年にメジャーデビュー。その後、マイナーリーグ、メキシコリーグを渡り歩き、18年は中日ドラゴンズでプレーし13勝を挙げる活躍を見せた。翌19年、20年は阪神タイガースでプレー。現在はメキシコリーグで活躍している。
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