キューバ野球ソフトボール連盟(FCBS)は5日、2026年に開催予定の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関し声明を発表し、参加手続きが円滑に進んでいないことへの懸念を示した。
声明によれば、同連盟は規定に従い、事前に50人の予備登録リストを提出していたが、米国政府の承認が得られていないため、大会主催者から正式な受理が行われていないと説明した。この状況について、連盟は「不透明な遅延はチーム準備に影響を与えている」と不満を表明した。
一方で、声明では「特別な優遇を求めているわけではなく、選手たちは実力で参加資格を勝ち取った」と強調。さらに「スポーツは結束を促すものであり、政治的な問題で左右されるべきではない」との立場を示した。
今回の声明は、米国とキューバの政治関係がスポーツ界にも影響を及ぼしている可能性を示唆する内容となったが、主催者側からの公式な見解は現時点で示されていない。キューバはこれまで五輪や世界大会で数多くの実績を残しており、WBCにおける存在感も大きいだけに、今後の動向が注目される。
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