キューバ国内リーグの新シーズンが9月2日に開幕する。今季は3人の新監督が初めて指揮を執ることが決まり、復帰する指揮官も含めて各チームの采配に注目が集まっている。
首都ハバナのギジェルモ・カルモナ監督は通算11年目の経験を持つベテランで、かつてメトロポリタノスを率いてシリーズ36(1996-97)で5位に導いた。ハバナでは1998年から2001年、そして2020年から現在まで7年目を戦い、これまでに485勝369敗を記録している。プレーオフでは37勝43敗ながら、1998-99年シーズンと2022-23年シーズンに準優勝を果たした。
一方で今季は、かつての名選手3人が監督としてデビューする。カマグエイを率いるビシオハンドリ・オデリン、マヤベケを率いるオスメル・コルデロ、シエンフエゴスを率いるヨアンドリ・モヤである。さらに、エリエル・サンチェス(サンクティスピリトゥス)とマルコス・フォンセカ(グランマ)が監督に復帰する。サンチェスは過去に3位の実績を持ち、フォンセカは初采配となった2005-07年のシーズンで4位に導いた経験がある。
また、アベイシ・パントーハ(ラス・トゥナス)、ラモン・モレ(ビジャクララ)、アルマンド・フェレール(マタンサス)の3人は過去に優勝を経験済み。特にパントーハは、ラス・トゥナスを率いた最初の2年目(2022-23、2023-24)で連覇を達成している。
そのほか、マイケル・マッコイ(イスラ・デ・ラ・フベントゥ)、ルグディス・ピネダ(オルギン)、ダニー・ミランダ(シエゴ・デ・アビラ)が2年目の指揮に臨む。さらに、アレクサンダー・ウルキオラ(ピナール・デル・リオ/4年目)、ルベン・プレボ(グアンタナモ/5年目)、ユリエスキ・ゴンサレス(アルテミサ/3年目)、エディ・カヒガル(サンティアゴ・デ・クーバ/3年目)といった顔ぶれも引き続き采配を振るう。
新監督のデビューとベテラン指揮官の存在が交錯する今シーズンのキューバ国内リーグ。各チームの戦い方にどのような変化が現れるか、大いに注目される。
コメント