キューバ、WBSCランキングで9位に後退もプレミア12での逆転を目指す
2024年9月18日、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)が発表した最新の野球世界ランキングで、キューバが9位にランクダウンした。前回の8位からの降格であり、これはU-23ワールドカップに参加できなかったことが影響している。
今回のランキング更新は、U-23ワールドカップの終了後に行われた。大会では日本が優勝し、プエルトリコが準優勝、ニカラグアが銅メダルを獲得した。キューバは、プレミア大会での予選をニカラグアで敗退したため、U-23ワールドカップに出場できず、ランキングポイントを獲得することができなかった。これにより、プエルトリコは10位から7位に上昇し、キューバは1つ順位を下げる形となった。
ランキング発表直前の時点ではキューバは8位、2736ポイントを保持していたが、最新ランキングでは2814ポイントまで増加。しかし、プエルトリコは3122ポイントを記録し、キューバとの差をさらに広げた。キューバにとって、この9位は2021年8月に11位に下がったとき以来の低い順位となっている。
プレミア12でキューバの逆襲に期待
キューバには巻き返しのチャンスが迫っている。11月に開催される「プレミア12」こそが、その舞台だ。大会は11月9日から24日まで台湾と日本で開催され、キューバ代表はグループAで台湾、日本、韓国、オーストラリア、ドミニカ共和国と対戦する予定である。このプレミア12での活躍が、キューバにとって再び上位進出への大きなチャンスとなる。
キューバ代表は過去に数々の国際大会で輝かしい成績を収めてきたが、近年は成績が伸び悩んでおり、世界ランキングも下降気味である。プレミア12での成功が、キューバ野球の再起に繋がる可能性が高い。
アメリカ大陸内でのキューバのランキング
WBSCが発表した最新ランキングでは、キューバはアメリカ大陸内で5位にランクイン。上位にはメキシコ(2位)、ベネズエラ(4位)、アメリカ(5位)、そしてプエルトリコ(8位)がいる。キューバはこれらの強豪国を追う形となっているが、依然としてパナマ(10位)、コロンビア(11位)、ドミニカ共和国(12位)、ニカラグア(16位)を上回っている。
キューバがアメリカ大陸内でこの5位の座を維持しているのは、これまでの成果の賜物であり、プレミア12での活躍がこの順位をさらに押し上げることが期待されている。特に、同じグループAに所属するドミニカ共和国との対戦は、キューバにとって重要な意味を持つ試合となる。
プレミア12でのキューバの対戦相手
キューバはプレミア12のグループAで、各国の強豪と対戦することが決まっている。台湾と日本は地元開催のアドバンテージを活かし、優勝を目指している。一方、韓国も過去のプレミア12や他の国際大会で高いパフォーマンスを発揮してきた実力国である。オーストラリアは野球新興国として成長を続けており、ドミニカ共和国はラテンアメリカ野球の強豪として、キューバにとって大きな試金石となる。
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