キューバ野球連盟(FCB)は6日(日本時間7日)、3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む50人の代表候補リストを発表した。
驚きだったのはキューバ代表の一塁手候補として連盟外からの招集が期待されたヤスマニー・トマスの選外だ。
トマスは今季メキシコリーグのレギュラーシーズンで10本塁打、57打点の二冠のタイトルを獲得する活躍をみせていた。本人も13年WBC以来の復帰を熱望していたが叶わなかった。
MLBで活躍するキューバ出身の選手で一塁手といえばユリ・グリエル、ホセ・アブレウ、ヨルダン・アルバレスらがいる。
グリエルは16年カリビアンシリーズ終了直後に亡命を目的に代表チームから離脱したことから、キューバ代表への復帰は認められていない。
ホセ・アブレウ、ヨルダン・アルバレスらについてキューバ野球連盟は会見中に言及。招集が実現すればかなりの戦力アップが期待されたが、両選手とも連盟からの招集オファーに「返答がなかった」とした。
有力候補不在となった一塁手に誰が起用されるのか?
今季日本ハムに加入したアリエル・マルティネスが起用されるのではないかと現地メディアが予想している。発表された代表候補リストに内野手で登録されており、昨シーズン中日ドラゴンズで11試合一塁手でプレーしている。
国内組の候補としてギジェルモ・アビレスが挙げられる。アビレスは17年WBCに出場し、NPB入りも噂になった左の大砲。キューバ国内リーグで屈指の長打力を誇る。
また、若手には中日育成のペドロ・レビーラ、ギジェルモ・ガルシアらもいる。
打力が求められる一塁手。赤い稲妻復活へ期待がかかる今年のWBCで誰が起用されるのか。動向に注目したい。
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