キューバ人記者のパベル・オルテガが公開したインタビュー動画で、フレデリック・セペダJr.が父フレデリック・セペダへの思いを率直に語った。
「一番尊敬しているのは、謙虚さと優しさです。グラウンドの中でも外でも変わりません」
父フレデリック・セペダは現在46歳にして現役を続けるキューバ球界のレジェンドだ。国際大会でキューバ代表として数々の実績を残し、2014〜15年には読売ジャイアンツでもプレーした強打者。その背中を追う形で、セペダJr.も野球と真剣に向き合っている。
選手としての父についても、具体的な言葉で語った。
「試合を見る力、カウントの作り方、球種の見極め。それに打撃のパワー」
単なる憧れではなく、技術として理解し吸収しようとする姿勢が見える。
一方で、偉大な父を持つがゆえの葛藤も隠さなかった。
「プラスとマイナスの両方があります。超えなければならないというプレッシャーを感じることもあります」
それでもすぐにこう続けた。
「キューバでもトップクラスの選手と比べてもらえるのはプラスでもあります」
重圧を、自身の成長の糧へと変えようとしている。
父からの教えについても明確に語った。
「絶対に諦めないこと。目標を達成するまで努力し続けること」
さらに「真似していることは全部」と言い切り、父の存在の大きさを改めて強調した。
セペダJr.は昨年のU-18ベースボールワールドカップにキューバ代表として出場。当時17歳での舞台だった。打率.100と打撃では思うような結果を残せなかったが、センターの守備では高い評価を受けた。グラウンド内外での落ち着いた立ち居振る舞いも周囲の目を引き、将来性の高さを強く印象づけた。
父への言葉を問われると、静かにこう答えた。
「自分が納得できる限りプレーを続けてほしい。そして周りの声は気にしないでほしい」
父と同じNPB入りを目標に掲げていることは、昨年夏に父本人の口から明かされている。世代を超えて日本を目指す親子の動向に注目が集まる。

