24日、福岡ソフトバンクホークスが昨シーズン限りで退団したアルフレド・デスパイネ外野手と再契約の可能性があると全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ氏が報じた。
ロメロ氏は「福岡ソフトバンクホークスはアルフレド・デスパイネとの再契約に興味を持っている。まだ契約合意とはなっていない。今季残りのシーズンにおいて、契約は100万ドル~150万ドル範囲の契約になる可能性がある」とツイート。
デスパイネは今シーズン、キューバ国内リーグでプレーを続けており、打率.338(74打数25安打)、4本塁打、15打点。規定打席に到達していないもののリーグ4位の42四球を選んでおり、キューバ国内リーグでは対戦相手から勝負を避けられている状況が続いているようだ。
ソフトバンクとの再契約に至らない可能性もある。
キューバ代表は6月末に中央アメリカ・カリブ海競技大会が控えている。同大会は中米、カリブ海諸国からアスリートが集う競技大会。1926年第1回大会から野球競技が実施されキューバ代表は過去15個の金メダルを獲得。しかし、前回大会はグラシアルらを代表招集するも準優勝に終わった。今大会は国内組中心のチーム編成になると見られているが、キューバ野球連盟がデスパイネを代表入りさせる方針であれば来日するタイミングなど契約に影響がでてきそうだ。
また、かねてからデスパイネは「家族との時間を大切にしたい」と発言しており、今シーズンも海外リーグからのオファーを断りキューバ国内リーグでプレーするのは家族のため。
今年8月には米国で開催されるリトルリーグ・ワールドシリーズに長男のデスパイネ・ジュニア君がキューバ代表として出場する予定でデスパイネ本人も観戦を楽しみにしているという。
今シーズン、ソフトバンクに新加入した外国人野手の不振が続いており、デスパイネの復帰を望むファンが多いのも事実。再契約かそれともキューバ国内リーグ残留か。今後の動向に注目が集まる。